ギンギラパラダイス

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概要

海の中をモチーフにした液晶画面の中を魚たちが泳ぎ回る。権利物だけに高めの大当たり確率であったため、当時主流であった確変割合1/3、2回ループの「CR大工の源さん」にも負けない爆発力があった。

図柄

1（タコ）・2（ハリセンボン）・3（カメ）・4（サメ）・5（エビ）・6（アンコウ）・7（ジュゴン）・8（エンゼルフィッシュ）・9（カニ）・10（カサゴ）の10種類。

・10図柄のカサゴは3回権利の『ギンギラパラダイス』にのみいる図柄。
・『CRギンギラパラダイス』では、中段のみ4図柄のサメが2カ所存在する（もうひとつはカニとタコの間）ため、大当たりの組み合わせは全50通り。この配列がのちの「海物語シリーズ」に引き継がれることとなる。

ゲームの流れ

[1]液晶画面下のスタートチャッカーを玉が通過（スルー式のため賞球なし。通過した玉はチャッカー左下の穴から出てその下にある入賞口に向かい、入賞すると賞球5個が得られる）すると液晶画面が変動を開始する。 [2]絵柄が縦（シングルライン）か斜め（確変図柄と通常図柄のダブルライン。1と9の場合のみ、確変図柄のダブルライン）に3つ揃ったら、続いて盤面下にあるミニアタッカーを狙い、Vゾーンに玉を1個停留させると権利発生。停留できなかった場合は、パンクとなり出玉なし（確変図柄だった場合は、確変のみ有効）。 [3]権利発生後はハンドルを右にいっぱいまで回して右打ちし、盤面右側の回転体に玉を乗せ、玉が回転体に吸い込まれるとその下にあるチューリップが9.5秒開放して出玉を獲得、これを16ラウンド繰り返す（大当たり1回の平均出玉は2200個）。奇数図柄の3つ揃いで次回大当たりまでの高確率状態に突入（高確率状態で再度確変図柄が揃うと、高確率状態は継続する）。 [4]権利終了後はハンドルを戻して1.から繰り返す。

リーチアクション

■リーチ
ノーマルリーチとスーパーリーチに分けられる。スーパーリーチは以下の三種。

・サンゴ礁リーチ（シングルラインのみ）
・催眠リーチ（シングルラインのみ）
・マリンちゃんリーチ（ダブルラインのみ）

■予告
・泡予告（ノーマルリーチ又はスーパーリーチに発展）
・魚群予告（必ずスーパーリーチに発展）

スーパーリーチは必ず泡予告か魚群予告から発展する。魚群予告は色鮮やかな魚の群れが画面を右から左に横切る演出で、信頼度も大幅にアップする。

魚群予告は群予告系演出として、現在では数多くの機種に同様の演出が搭載されるようになった。いずれも高信頼度であることがほぼ共通している。

リーチや大当たり画面などで活躍する「マリンちゃん」は、後の「海物語シリーズ」のキャラクターとして欠かせないものになった。

その他

■本機のスタートチャッカーのワープルートに使われている、波を表現した電動式の役物は、三洋物産が1992年に発売した羽根物『ジェットスキー』の役物の流用である。
■『ギンギラパラダイス』が中古機市場で1台100万円オーバーのプレミアがついたことと、CR機において1/3・2回ループ確変機が規制されたことから、『CRギンギラパラダイス』も大ヒットを記録した。
■魚の絵柄は、パチスロ店でイベントの設定札のキャラクターとして使われることが多く（数字とキャラクターの対応関係は同じであり、あんこうがパチスロにおける最高設定である設定6を意味する）、パチスロ台の上にアンコウやえびの絵が描かれた札が立てられている光景が各地で見られる（通称エビアン）。この名称はミネラルウォーターブランドのエヴィアンをもじったもの。